
今回はロックショックスのSIDをオーバーホールします。

ざっと使用する工具を並べ準備します。

今回使用したリペアパーツ。ガイドブッシュにガタがなかった為、今回は含まれていません。


わかりづらいですが、左右のデュアルエアー・ピュアデライトダンパーのエアーを抜きます。

次にトップキャップを外します。

右レッグロアーボルトを外します。

左レッグも外します。ココはエアーバルブが付いてますので傷を付けないように注意!

これでインナーとアウターレッグが外れます。

左右ともインナーに特殊なキャップボルトが止まっているので外します。ココは本来専用工具ですが、当店では使いやすいオリジナル工具を作っちゃいました!

おおかたばらしたところで交換するOリング類を外していきます。

固く圧入されているダストシールも特殊な工具で外します。


これでインナー・アウターレッグが空の状態になりました。またもやお手製道具でイソプロピルアルコールを使い洗浄します。

全体をばらした図。

新品の各Oリングはレッドラムと呼ばれる非常に粘度の高いオイルを漬けて再組付けします。

トップキャップ部の組み付け。

デュアルエアー部のカラー組み付け。

トップキャップのバルブコア交換。

ピュアデライトダンパー組付けの図。フロートピストンは既にリング交換し、規定の位置にあります。

規定粘度のオイルをギリギリまで入れ溢れさせる様に組み付けます。


アウターレッグにダストシールを圧入します。これも当店オリジナル工具。

あとは逆の順序で組んでいきます。せっかく新しくしたOリ ングに傷をつけないよう細心の注意を払って組み付けます。

組み付け完了のピュアデライトダンパーを入れます。

インナーとアウターレッグを元に戻します。ダストシールに傷が付かない様にやるには少々コツがいります。

左右上下に規定粘度のオイルを適正量入れて完成です。因に本舗ではワコーズの0,10,20番をブレンドして規定粘度にし使用しています。