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まずは作業台に必要な工具を揃えます。単に有名な物ばかりで揃えているのではなく、ラチェット、スパナ、6角レンチ等で銘柄が違うのが本舗流です。もう10年以上使用して壊れてないラチェットとかもあるんですよ〜!

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メーカーからは途中まで組み立てられた状態で箱に入ってきます。これが箱から出した状態。ここからが腕の見せ所だァ〜!

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まずはホイールからチェック。精度が出ていない場合には振れ取り台に載せてフレ取りという作業をします。この作業で左右はもちろん、上下のフレ(歪み)もしっかり調整します。

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次にサドルの棒、シートポストの入る部分のフレーム側のバリをヤスリで削り、綺麗にします。この時、削りクズがフレームの中に落ちていかないよう、斜め逆さに傾けて作業します。バリが残ってるとシートポストの上げ下げで傷が付いちゃいます(涙

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シートポストを入れる前にグリスを塗ります。特にここは雨等の水分がフレームに侵入しやすいため本舗では特殊で高価なグリスをたっぷり塗ります。

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続いて全体のボルトをトルクチェックします。また、ネジ山にグリスが塗られていないボルトには必ずグリスをつけ、再度締め直します。

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重要なブレーキワイヤーにもグリスを塗ります。ここではシマノのデュラエースグリスを使用しています。

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ブレーキのパッド、ブレーキシューをホイールの辺り面にしっかりと合わせ、きっちり締め込みます。これがズレているとタイヤに干渉し、最悪バーストします。

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変速ワイヤーにもグリスを塗ります。ここにはシリコン系を使用してます。

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変速の調整は何度か変速した後、ワイヤーの初期伸びを出して、たるんだ分は変速機のボルトを緩めて張り直します。アジャスターボルトが付いてますが、これはあくまでもお客様が乗っている間にたるんだ時に調整してもらうので極力目一杯締めた状態でお渡しします。

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チェーンのオイルも工場出荷状態ではベタベタしたものが付いているので、一端、クリーナーで落とし、再度適した物をさしなおします。

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サスペンションの可動部分にはフッ素系のオイルをさします。コーティングの効果もあり、常にスムーズな動きをしてくれます。

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こうしてようやく1台が完成します。安い・高いに関わらず本舗では全ての自転車にこうやって丹誠込めて組み上げています。


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